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2025年度日本キャリア教育学会 九州・沖縄地区部会 第1回研究会


「特別支援教育におけるキャリア教育の実践から、キャリア発達を促す教育活動のあり方を再考する」

【主旨・内容】
 現代の特別支援教育においては、児童生徒一人一人の将来的な社会的・職業的自立をめざし、実践的な教育活動の充実が求められている。校内での生活及び職業関連学習や作業学習、職業に関する専門教科で「働く」や「仕事」を体験し、さらに、校外での現場実習では、企業・事業所等における実際の労働体験を通して、学校内では得難い具体的かつ実践的な学びを提供するものであり、その教育的意義は極めて大きい。これらの実習では、就労を前提とした対人関係の構築、職場での基本的労働習慣の習得、課題への主体的な取り組みなど、実社会での適応力を高める学びが展開される。また、学校での事前・事後学習を通じて、実習経験を振り返り、言語化・内省化することで、「生きて働く知識・技能」や「未知の状況に柔軟に対応する思考力・判断力・表現力」、「社会や人生に学びを生かそうとする意欲・態度・人間性」といった資質・能力が、系統的かつ総合的に涵養されている。
 本研究会では、こうした特別支援教育におけるキャリア教育の意義と位置づけを理論的、実践的に整理するとともに、先進的な実践事例の分析を通じて、その特徴と課題を明らかにする。また、ウェルビーイングの視座から「自分らしい生き方」の実現を支える教育の在り方を再考し、キャリア教育の今後の展望と可能性について多角的に検討する場としたい。

講演
【講師】
 相田 泰宏 氏 (横浜市教育委員会事務局 学校教育部特別支援教育課 主任指導主事/元独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 主任研究員)

【演題】
 「一人一人の自分らしい生き方を実現する教育の在り方を再考する-特別支援教育の視点から-」


シンポジウム
【話題提供者】
 刈屋 開 氏 (岩手県立盛岡峰南高等支援学校 教諭)
 小檜山 泰典 氏 (福島県立大笹生支援学校 教諭)
 田澤 明日香 氏 (佐賀県立うれしの特別支援学校 教諭)
【指定討論者】
 相田 泰宏 氏 (横浜市教育委員会 主任指導主事 詳細は上記参照) 
【司会者・企画者】
 中島 弘和 氏 (九州・沖縄地区部会代表、元国立都城工業高等専門学校)


【日時】令和7年7月26日(土)13:30-17:00
【場所】オンライン Zoom 上
【形式】Zoom でオンライン参加申込者に配信
【対象】学会員、学校関係者、学生、企業関係者、キャリア教育の実践と研究に関心を持つすべての方
【定員】80名程度
【備考】参加費無料
【申込】申込フォーム(こちらをクリック)より
【締切】令和7年7月20日(日)12:00迄(それ以降は、事務局に連絡をお願いします)
    ※申込完了の方には、7月23日(水)24:00迄に、参加用 Zoom の URL をお送りします。


【プログラム】
13:20-13:30 オンライン会場入室
13:30-13:35 開会 (5分)
13:35-14:35 講演 (60分)
(休憩)
シンポジウム
14:45-15:45 話題提供 (20分×3)
(休憩)
15:55-16:55 ディスカッション (60分)
16:55-17:00 閉会 (5分)


【研究会に関するお問合せ先】
実行委員長 中島弘和(九州・沖縄地区部会代表) hirn2020◎docomonet.jp
事務局 鬼塚拓(宮崎市立宮崎中学校) goodogre1102◎gmail.com
    三苫由美子(福岡県立糸島高等学校) mit.pisces◎gmail.com
    知念秀明(沖縄県教育庁)      jesse.okinawa◎gmail.com
※メールアドレスにつきましては◎を@に変更をお願い致します。