日本キャリア教育学会 関東地区部会 第2回研修会
◆テーマ :【著者と話そう!】大学生の考える将来のキャリア:自由記述データの分析
◆開催日時:2023年6月19日(月)19時00分‐20時00分 (受付開始:18時45分)
◆開催形態:Zoomによるオンライン開催
◆主 催:日本キャリア教育学会関東地区部会
◆定 員:先着80名
◆参 加 費:会員・非会員とも無料 (関東地区部会所属でない方にもご参加いただけます)
◆講 師:
〇高丸 理香 先生
(お茶の水女子大学グローバル女性リーダー育成研究機構 ジェンダード・イノベーション研究所)
※ファシリテーター 田澤 実(法政大学)
◆プログラム:
19:00~19:05 開会挨拶
19:05~19:30 講師による講演
19:30~20:00 講師への質疑・応答
◆開催趣旨:
日本キャリア教育学会における学会誌『キャリア教育研究』に掲載された著者と交流しようという企画です。
『キャリア教育研究』はJ-STAGEでオープンアクセスとなっており、誰でも見ることができます。
今回の講師は、2022年 41 巻 1 号 に「女子に対する社会正義のキャリア支援―九州地区の大学生調査を手がかりとして―」を掲載した高丸理香先生です。
※論文のURLはこちら
高丸先生は、九州地区の大学に在籍している大学生に対して、キャリア意識に関するアンケート調査を行いました。「あなたが将来働くにあたっての、理想や悩み、働くことの意味、キャリア形成についてなど、現在考えていることを自由に記述してください」と教示し、質的、量的、および混合研究法によるデータ分析専用のソフトウェアであるMAXQDAを用いて分析をしました。その結果、大学生の考える将来のキャリアは、「家庭生活」「就職活動」「職業生活」「キャリア形成」「その他」に分類できることを明らかにし、九州地区の女子大学生が、家族関係や大学生活のなかで、その地域で女性として期待される役割や規範を強く認識し、そこから逸脱しないかたちでのキャリアを思い描いていることを示しました。
今回の研修会では、すでに論文に掲載されていることだけでなく、研究のこれからも含めて下記のことなどを伺います。
・研究に至るまでの背景
・内容的側面(大学生のキャリア形成における男女差など)
・形式的側面(自由記述データの分析方法など)
・大学生にこの教示で尋ねることそのもののキャリア教育への可能性
フロアの皆様と議論を深めたいと思います。ご参加お待ちしております。
◆お申し込み先:(先着順とさせていただきます。定員に達し次第受付を終了いたします。)
※要事前申し込み:https://onl.tw/CjCpL7A
◆問い合わせ先:日本キャリア教育学会(JSSCE)関東地区部会 E-mail:jssce.kanto@gmail.com