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日本キャリア教育学会 北海道・東北地区部会第1回研究会


日本インターンシップ学会北海道支部・北海道キャリア教育研究会との共催

◆日時:2024年7月13日(土)14:00~16:50
◆場所:北海道教育大学札幌駅前サテライト教室3,ZOOM
*ZOOMでの配信は講演のみとなります。講演は対面・オンラインどちらの参加も可能です。
*教室の定員の関係で,対面参加者は先着20名といたします。定員に達した時点で対面の申し込みは締め切ります。
*参加費は無料です。

◆研究会テーマ:
 LGBTQ+とキャリア・カウンセリングの実際
 ~事例対応と環境調整のあり方に焦点を当てて~

◆講師:大賀一樹(たいが・かずき)臨床心理士、公認心理士
◆講師プロフィール
NPO法人共生ネット共同代表理事として、各行政機関の事業委託を受けLGBTQ+専門相談のSVを複数担当。
その他、公立学校や大学等でLGBTQ+を含むカウンセリングや、講師活動を多数行う。
著書に「性的マイノリティ・サポートブック(かもがわ出版)」、寄稿コラムとして「心理支援における社会正義アプローチ(誠信書房、2024年度刊行予定)」、「公認心理師の基礎と実践シリーズ「福祉心理学」(遠見書房、2024年度刊行予定)」等。

◆発表概要:
講義者は、「LGBT」という言葉を国内でほとんどの人が知らなかった2013年頃から、大学公認サークルとして始まり、現在認定NPO法人となるReBitの一員として、キャリア・カウンセリングや「キャリア・カフェ」を開始し、現在は外部の専門家としてSVをしている。
LGBTQ+のキャリアについて考えるとき、それは単に「働き方」ということに留まらず、カミングアウトの有無や、周囲の人間関係などの悩みや不安を抱える場合が多数だった。
一般的な「年収、働き方、業務内容」というキャリアを重視して考える悩みや、「(大企業や安定した就職に)受かるか、落ちるか」のような悩みの性質とは異なり、もっと前段階の根源的な不安<生きるか、死ぬか>が多数を占めていることが分かった。
また、働いた後も、パートナーのことをひた隠しにしなければならないプレッシャーや、カミングアウトが(したくても)できない環境、逆にカミングアウトしたことで、セクハラや冗談、からかいの対象になるなどの被害に遭う人も多く見受けられたため、事例を通して臨場感を伝えていきたいと考える。
また、時代は変わり、現在の法整備の状況も含めて、環境をいかに調整していくかということが、支援を行う側には一層求められるようになっているため、その辺りを整理して議論を深めたい。

◆当日のプログラム:

  • 14:00~14:05
    開会のことば:半澤礼之(北海道教育大学釧路校,日本キャリア教育学会理事)
  • 14:05~14:15
    趣旨説明:岡部敦(清泉女学院大学,北海道キャリア教育研究会代表,日本キャリア教育学会理事)
  • 14:15~15:15
    大賀一樹さんによる基調講演
  • 15:30~16:30
    対面参加者によるディスカッション
  • 16:30~16:40
    全体のまとめ
  • 16:40~16:50
    閉会のことば:小林純(札幌国際大学短期大学部,日本インターンシップ学会北海道支部)
    ◆司会:石田麻衣子(札幌国際大学短期大学部,日本インターンシップ学会北海道支部)

*参加申し込みの方は、以下のURLから必要事項をご記入ください。
 https://forms.gle/75bmPoi1Hbcq636JA
*申し込み締め切りは7月7日(日)までです。
*7月10日(水)までにZOOMのアドレスをお送りします。

◆お問合せ
北海道キャリア教育研究会学習会担当 まで
hkdcareereducforum(at)gmail.com
※メール送信の際は(at)を@に変えてください