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2025年度日本キャリア教育学会 北海道・東北地区部会 第1回研究会


2025年度日本キャリア教育学会 北海道・東北地区部会第1回研究会(北海道キャリア教育研究会との共催)

【開催日時】
日時:2025年7月27日(日)14:00~16:20
場所:オンライン(札幌市内に配信会場を準備しています。会場参加希望の方は問い合わせ先のメールアドレスに個別にお問合せください。会場の定員に限りがありますので,ご希望に添えないこともあります。)

【内 容】:
発表タイトル:地域をともにつくる学びをつくる「地域創造型教師」養成に向けた「越境」的教員養成―北海道教育大学釧路校ならびに同地域文化研究室の取り組みから―
発表者:宮前耕史(北海道教育大学釧路校)
発表概要:
 学習指導要領改訂を経て、改めて確認されたこと、それは、学校(教育)とは、子どもたちを「持続可能な社会の創り手」として育てるための場所であり、制度であるということでした(平成29・30・31年改訂『学習指導要領』)。学習指導要領改訂および現在進行形の教育改革の核心は、学習主体としての「子どもを軸」に、学校と地域とが連携・協働し、持続可能な地域・社会・未来をともにつくる学びをつくることで、子どもたちを持続可能な地域・社会・未来の創り手として育てると同時に、「学校を核」として、地域に持続可能な地域・社会・未来をともにつくる大人たちの「つながり」をつくり、地域に人づくりと地域づくりの好循環を創出し、もって持続可能な地域・社会・未来の実現に貢献していくことにあるということができるように思います〔宮前2024〕〔宮前2025〕。
 一方、学校(教育)が子どもたちを「持続可能な社会の創り手」として育てるための場所であり、制度であるとするならば、学校・教師もまた子どもたちを「持続可能な社会の創り手」として養い育むとともに、地域の「つながり」をつくることでその実現に貢献する、やはり「持続可能な社会の創り手」であるといわなければなりません。しかし、そうした自覚や認識を持つ学校の先生がどれほどいるということができるでしょうか。
 本研究会では、「地域をともにつくる(学びをつくる)」ことで持続可能な地域・社会・未来の実現に貢献する「地域創造型教師」のアイディアと〔宮前2016〕〔宮前他2017〕、「地域をともにつくる(学びをつくる)」ことで「地域をともにつくる(学びをつくる)」学校の先生(=地域創造型教師)になることを目指す、北海道教育大学釧路校ならびに同地域文化研究室における「越境的」教員養成の取り組みとそれに基づく学生のキャリア形成についてお話しをさせていただきます。

参考文献
・宮前耕史2016「『地方創生』時代における『地域に根差した教師』像―理論モデルとしての『地域創造型教師』とその養成プログラム開発に向けた研究課題」北海道教育大学学校・地域教育研究支援センターへき地教育研究支援部門『へき地教育研究』第70号。
・宮前耕史2024「『地域をともにつくる学び』としての『うらほろスタイル』―北海道十勝郡浦幌町における『地域創造型教育実践コミュニティ』の成立と『地域創造型教師』の可能性」日本学習社会学会『日本教師教育学会年報』第20号。
・宮前耕史2025「『持続可能な地域・社会・未来をともにつくる学び』をつくる『地域創造型教育実践コミュニティ』の構築と『地域創造型教師』養成をめぐる研究課題」北海道教育大学釧路校『釧路論集』第56号。
・宮前耕史・平岡俊一・安井智恵・添田祥史2017『持続可能な地域づくりと学校―地域創造型教師のために』ぎょうせい。

【プログラムと申し込み】
14:00 開会の挨拶(半澤礼之:北海道教育大学釧路校・日本キャリア教育学会北海道・東北地区部会代表,常任理事)
14:10 宮前先生の講演
15:10 休憩
15:20 コメンテーターからのコメント
15:30 ディスカッション
16:15 閉会の挨拶(岡部敦:清泉大学・日本キャリア教育学会常任理事)

*参加申し込みの方は、以下のURLから必要事項をご記入ください。
*参加は無料です。
*7月25日までにZOOMのurlをお送りします。

申し込み先
https://forms.gle/DQvBpBxasiZJL7Un6

お問い合わせ先
hkdcareereducforum[at]gmail.com 
北海道キャリア教育研究会学習会担当 [at]を@に変更してください。