Ⅰ 原稿執筆および投稿前の確認
- 執筆規程の確認
執筆規程を厳守してください。なお,執筆規程とは異なった形式を用いることが不可欠な場合は,別途,その理由書を添えてください。
- 投稿者の特定につながるような記載の有無
論文の査読は,投稿者名を伏して行います。論文の本文,図表等に著者の特定につながるような記載がないか確認してください。
- 投稿票
投稿票を添付してください。投稿票には,論文の種類,タイトル(和文と英文),氏名および所属機関名(和文と英文),会員番号,連絡先住所,電話番号,e-mailアドレス等を記載してください。連名者については,氏名・所属機関名(和文と英文)のみ記載してください。連名者が非会員の場合は,その旨を付記してください。生年月日は必須ではありませんが,研究奨励賞の対象となる著者の場合は必ず記載してください(日本キャリア教育学会 研究奨励賞(仙﨑賞)授賞規程細則第3条参照)。
- 表紙
表紙を付けてください。表紙にはタイトルとその英文,投稿区分(原著論文,展望論文,ケース研究論文,実践研究論文,資料論文,ショートレポートの別)を記載してください。氏名・所属機関名は記入しないでください。
- 本文の見出し
本文の見出しについては執筆規程に記載がありませんが,中央大見出し,横大見出し,横小見出しの順で利用してください。必要に応じて横大見出し,横小見出しに通し番号をつけることが可能ですが,中央大見出しには番号をつけないことを原則とします。
刷り上がりのイメージは,中央大見出しについては上下1行空けです。横大見出しは,上1行空け,左詰めではじめ,行を変えて本文が続きます。横小見出しは,1文字空けてはじめ,行を変えず1文字空けて本文が始まります。いずれもフォントはゴチック体になります。
- 注記
注記がある場合は,本文のページの下に記入するのではなく,本文とは別に一覧にしてください。
- 引用文献リスト
本文中での文献の引用と引用文献リストを照合し,過不足がないか確認してください。また,引用文献については,執筆規程7-(6)の例示および以下の説明をもとに作成してください。なお,引用文献は著者名のアルファベット順に並べます。同一著者で,文献が複数ある場合は,単著を先にし,古いものから年代順に並べます。共著は単著に続き,第2著者のアルファベット順に並べます。
【著書】
愛知三郎・山田晃子 1992 キャリア発達研究 加賀出版.
Beck, J. 1985 Career education at Ohio. Cleveland, OH: Cleveland University Press.
【編集書中の特定の章など】
藤木晃之 1995 わが国の進路指導年表 野村吾郎編 進路指導概論 学事書店 Pp. 177-190.
Hansen, L. S. 1998 Integrative life planning (ILP): A holistic theory for career counseling with adults. In S. G. Niles (ed.), Adult career development: Concepts, issues and practices. 3rd ed. Tulsa, OK: The National Career Development Association. Pp. 23-40.
【雑誌論文】
広田寅彦 1995 “職業概念”と日本の学校進路指導 進路指導研究, 14, 35-42.
Holland, J. L., & Holland, J. E. 1977 Vocational indecision: More evidence and speculation. Journal of Counseling Psychology, 24, 404-414.
注:雑誌は巻数のみを示し,号数は示さない。ページ数は,巻での通しページとなる。ただし,巻での通しページが示されていない場合は,号数を巻数の後に( )に入れて示すとともに,その号でのページ数を記載する(24(3), 25-35.など)。
【翻訳書】
Super, D. E. 1957 The psychology of careers. New York: Harper & Row.(スーパー, D. E. 日本職業指導学会訳 1960 職業生活の心理学 誠信書房.)
【学会大会発表論文集】
浜下正憲 2009 進路選択に関する自己効力感尺度の開発-小学生対象版- 日本キャリア教育学会第31回研究大会発表論文集, 39-40.
【インターネット上の資料】
日本キャリア教育学会 2009 日本キャリア教育学会学会誌編集・執筆規程 日本キャリア教育学会 (2009年12月26日) 注:末尾には,資料にアクセスした最終日を記入する。
【同一著者の同一年の文献が複数ある場合】
辻大二郎 1992a 独逸協会学校の職業補導 天野貞夫編 昭和初期の職業指導 歴史教育出版 Pp.25-40.
辻大二郎 1992b 1930年代のドイツの職業指導 磯田恵美編 進路指導講座2 諸外国の進路指導の発展 教育センター Pp.130-146.
【その他】
(1) 欧文の著書のタイトルおよび欧文の雑誌のタイトルについては,イタリック体にして下さい。
(2) 雑誌の巻数については太字体(ボールド体)にして下さい。
(3)著書や論文の副題については,邦文の場合,副題の前後に「-」記号を付けて下さい。欧文の場合は,主題と副題の間に「: 」を入れて下さい。
(4) 著者が複数の場合,日本人の場合は,「・」を間に入れて下さい。外国人の場合は,「, 」を間に入れ,最後の著者の前には「, 」と「&」 を入れて下さい(Holland, J. L., & Holland, J. E.,Holland, J. L., Mann, T. M., & Spokane, A. R. など)。
- 図・表
図・表には,Figure 1,Table 1あるいは図1,表1のように,図,表それぞれで通し番号を付けてください。複数の図・表がある場合には,一つずつ別の用紙に作成,印刷してください。また,図のタイトルと注は図の下に,表のタイトルは表の上に,その注は下に記載します。なお,本文右横の空白に図・表の挿入箇所を指定しておいてください。
- 英文要旨・英文タイトルとそのチェック
英文要旨は原著論文および展望論文の場合に必要です。英文要旨は,本文とは別の用紙に作成し,タイトル,要約,キーワード(3~5語)を記載してください(氏名・所属機関名は記入しません)。資料論文等の場合,英文要旨は必要ありませんが,英文タイトル等を投稿票に記載することが必要です。英文要旨,英文タイトルとも,ネイティブあるいはそれに準ずる人のチェックを必ず受けてください。
- ページ番号
本文等には,必ずページ番号を記入してください。また,できれば本文横に行数を5行置き程度に記入してください。
- 謝辞謝辞が必要な場合,本文には入れず,別用紙に記載してください。
- 提出する電子データについて(各書類の順序など)
投稿に際しては,後述のように(II-2参照),電子データでお送りいただくようお願いしていますが,その際,以下の点にご留意ください。
①投稿票,謝辞は必ず別ファイルとしてください。
②表紙,本文等を1つのファイルで作成していただく場合は,表紙,本文,注記(ある場合。以下,同じ。),引用文献,表,図,英文要旨(原著論文と展望論文の場合)の順としてください。もちろん,別々のファイルでもかまいません。
- 修正対照表の作成(再投稿の場合)
査読結果が修正採択や修正再審査となり再投稿いただく場合,修正対照表の作成が必要です。修正対照表は,論文査読者から指摘された項目ごとに,修正方針や,修正前後の変化がわかるように作成してください。必ず,提出する再投稿論文の最終稿をもとにして,作成してください。また,修正対照表には氏名や所属は記載しないでください。
Ⅱ その他の留意点
- 倫理綱領の確認
研究の過程および論文の記述内容に,本学会倫理綱領にふれる部分がないこと,ケース研究や実践研究については,「ケース研究・実践研究論文投稿前追加チェックリスト」を確認してください。また他の学会誌等に投稿し査読中の論文を本誌に投稿すること,本誌に投稿し査読中の論文を他の学会誌等に投稿することは,二重投稿となりますのでお控えください。「修正再審査」や「再審査」といった結果になった論文の場合,投稿取り下げの連絡をしない限り査読途中となります。
- 投稿論文の電子データの提出
投稿論文はパスワードを設定した電子データにより提出してください。パスワードについては,編集事務局に論文送付とは別のメールで連絡してください。また,PDF形式で論文を提出される場合は,変換前のデータも併せてご提出ください。電子データの形式は,事務局準備のソフトウエアの関係から,Word,Excel,一太郎,もしくはテキストファイルでお願いします。ファイル形式などについてご質問がありましたら,編集事務局までお問い合わせください。
- 連番のついたタイトル
連番のついたタイトル(「○○に関する研究(1)」,「○○に関する研究(2)」など)は避けてください。投稿者の特定につながりかねません。連番を付すことが不可欠な場合には,その理由書を付してください。なお編集委員会では,論文とはそれぞれが独立し,完結した内容を持つものであるという了解のもとに,内容的に不可分なものであるならば一つの論文にまとめるべきであり,また別の論文であるならば,連番を付す必要はないであろうという見解をもっています。
- 学校名等の実名の記載
歴史的研究や先行研究としての紹介,その他さまざまな事情がある場合は別として,論文中に学校名等を記載する場合(たとえば実践研究における実践校名など)はイニシャル表記にしてください。ただし,イニシャル表記を用いても,明らかに固有名詞が判明すると考えられる場合は,便宜的にアルファベット記号を用いてください(たとえばA県B市のC大学など)。また,著者が実名を挙げることが不可欠であるという場合には,実名を記載した本原稿とともに,追加書類として,実名掲載が必要な理由書および査読用に実名部分をイニシャル表記にした査読用原稿をご提出ください。審査は査読用原稿に基づいて行い,掲載決定後,本原稿と差し替えるという手続きをとります。また理由書には,実名掲載によって問題が生じた場合,学会もしくは編集委員会はその責任をとることができませんので,著者においてそれにあたる旨も記載してください。
- 関連論文の同時送付
投稿論文と特に関連の強い同一著者による既刊論文(印刷中のものも含む)がある場合には,そのPDF等を添付してください。なおその際には,発表者の氏名や所属がわかる部分は塗りつぶすなどしてください。
その他,不明な点がありましたら,投稿前に日本キャリア教育学会 編集事務局(jssce-edit@bunken.co.jp)まで,メールなどでお問い合わせください。
平成24年6月30日 一部改正
平成26年3月17日 一部改正
令和 2年8月31日 一部改正