2025年度日本キャリア教育学会 九州・沖縄地区部会 第3回研究会
「総合学科におけるキャリア教育の現在」
(企画趣旨)
1994年の制度創設以来、総合学科高等学校は、画一的な教育課程からの転換を図り、生徒の多様な関心や進路志向に応答する柔軟な学びの場として展開されてきた。主体的な科目選択や探究的な学習を基盤とするその教育実践は、日本におけるキャリア教育の先駆的モデルとして重要な役割を果たしてきたと言える。
しかし、創設から約30年が経過した現在、総合学科は新たな構造的課題に直面している。生徒の科目選択と進路結果との乖離、学校運営上の制約による履修自由度の形骸化、さらには進学実績重視の風潮の中で進行する「普通科化」への揺り戻しなど、その理念と現実の間には大きな緊張関係が生じている。
本研究会では、これらの課題を制度的問題に還元するのではなく、総合学科を「キャリア形成のダイナミクスが集約される教育空間」として再定位し、その教育的意義と可能性を再検討することを目的とする。具体的には、①生徒はいかなる論理で科目を選択し、その経験をキャリア形成の中でどのように意味づけているのか、②学校組織はいかにして多様な選択を支え、そこに生じる葛藤を調整しているのか、③高等学校教育改革が進む中で、総合学科はキャリア教育政策においてどのような位置を占めているのか、という三つの視点から議論を行う。本研究会を通して、総合学科の再構築に向けた理論的・実践的議論を深める場としたい。
【話題提供者】
小池 楠男 氏 (別府大学教授)
「総合学科の変遷とキャリア教育の展開」
徳光 省吾 氏 (大分県立日田三隈高等学校長)
「日田三隈高校総合学科30年目の再挑戦〜魅力化に挑む高校現場の実践報告〜」
桜井 伸一 氏 (東京都立晴海総合高等学校主幹教諭、キャリアカウンセラー)
「総合学科は誰のための高校なのか~キャリアカウンセラーの実践から見えてきたもの~」
【司会者・企画者】
中島 弘和 氏 (元国立都城工業高等専門学校、九州・沖縄地区部会代表)
(日時・場所・形式)
令和 8 年 3 月 28 日(土) 13:30~15:50 オンラインZoom上
(参加者(対象))
学会員、学校関係者、学生、企業関係者、キャリア教育の実践と研究に関心を持つすべての方
(Zoomでオンライン参加申込者に配信、80名程度まで)※参加費無料
(研究会参加申込先リンク)
(申込〆切)
令和 8 年 3 月 22 日(日) 12時00分迄
申込完了の方には、3月25日(水)24時00分迄に、参加用ZoomのURLをお送りします。
(日程)
研究会プログラム
開会13:30-13:35 (5)
(話題提供)
13:35-14:35(20×3)
<休憩>
(ディスカッション)
14:40-15:25(45)
閉会15:25-15:30(5)
(研究会に関するお問合せ先)
実行委員長 中島弘和(九州・沖縄地区部会代表)
hirn2020[at]docomonet.jp *[at]を@に変えてください.
事務局 九州・沖縄地区部会事務局
鬼塚拓 三苫由美子 知念秀明
jssce.kyushuokinawa2025[at]gmail.com *[at]を@に変えてください.
