2025年度日本キャリア教育学会 九州・沖縄地区部会 第2回研究会
「支援と共生を架橋する学校間連携型キャリア教育の可能性」
【内容】
近年、特別支援学校と高等学校・中学校・小学校などの通常学校とのあいだで、新しい形の連携・協働が広がりを見せている。そこでは、生徒が障害の有無や学校の違いを超えて共に学び、社会で共に働く力を育むことを目的とした多様なキャリア教育の実践が生まれている。こうした動向は、従来の職業教育や進路指導の枠組みを超えて、支援と共生の視点からキャリア教育を再構築する試みとして注目されている。本研究会では、大阪府の「共生推進教室」等の高等学校と高等支援学校の連携、さらに信州大学教育学部付属長野学校における小学校・中学校・特別支援学校の3校併置を基盤とした交流及び共同学習の実践研究の各話題を取り上げ、制度・実践・研究の三側面からキャリア支援の新たな展開を考察する。行政・学校・大学という三者による、連携に関する話題提供で共有される議論を通して、教育現場におけるインクルーシブなキャリア教育の理念と方法、さらに実践的、政策的な課題を多角的に検討する。
支援と共生をつなぐ教育実践をいかに構想したらよいのか。多様な学びを支える連携の力が、地域社会における学びの包摂性をどのように高め得るのか。本研究会は、特別支援教育とキャリア教育を架橋し、共に生きる社会をめざす教育の未来を展望する場として企画された。教育関係者、研究者、学生、企業関係者など、キャリア教育の実践と研究に関心をもつすべての方々の参加を幅広く歓迎している。
登壇者
【司会者・企画者】
中島 弘和 氏 (元国立都城工業高等専門学校/九州・沖縄地区部会 代表)
【話題提供者】
新路 好実 氏 (大阪府教育庁教育振興室 高校改革課 共生・魅力発信グループ 主任指導主事)
竹村 有加 氏 (大阪府立金剛高等学校 教頭)
戸谷 健史 氏 (信州大学学術研究院教育学系 准教授)
【日時】令和7年12月14日(日)13:30-16:00
【場所】オンライン Zoom 上
【対象】学会員、学校関係者、学生、企業関係者、キャリア教育の実践と研究に関心を持つすべての方
【定員】80名程度(Zoomでオンライン参加申込者に配信)
【備考】参加費無料
【申込】申込フォーム(こちらをクリック)
【締切】令和7年12月7日(日)12:00迄
※申込完了の方には、12月10日(水)24:00迄に、参加用 Zoom の URL をお送りします。
【研究会プログラム】
13:30-13:35 開会 (5分)
13:35-14:00 企画趣旨説明 (25分)
14:00-15:20 話題提供 (25分×3+5分)
(休憩)
15:25-15:55 ディスカッション (30分)
15:55-16:00 閉会 (5分)
【研究会に関するお問合せ先】
JSSCE九州・沖縄地区部会 2025年度第2回研究会実行委員会 jssce.kyushuokinawa2025@gmail.com
担当:中島、鬼塚、三苫 、知念
