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日本キャリア教育学会 北海道・東北地区部会第1回研究会 (北海道キャリア教育研究会との共催)


◆日時:6月17日(土)14:00-16:30
◆場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟4階W407教室+ZOOMによる遠隔

https://www.hokudai.ac.jp/bureau/property/hss/access/

◆プログラム:
司会:樋原智恵(北海道武蔵女子短期大学)
14:00-14:10 開会の挨拶 半澤礼之(北海道教育大学釧路校)
14:10-15:10
<発表1>
テーマ:
北イタリア・トレント自治県における外国人児童生徒に対する教育条件整備について-「県教育制度における外国人児童生徒の参加と統合に関する規則」における法制度運用のしくみに注目して-

報告者:望月由美子(北海道大学 大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター 非常勤研究員)
発表要旨:
外国人児童生徒の受入と教育条件整備をいかに進めるべきか。この問いに対し、本発表では北イタリアのトレント自治県議会が2008年に定めた「県教育制度における外国人児童生徒の参加と統合に関する規則」(レゴラメント)を取り上げつつ、行政介入的な制度保障のあり方について検討する。イタリアの国レベルと地自治体レベルの移民受入状況、そして社会統合のため歩みを概観し、制度の実装化を図るための法整備と、行政および学校の各々の主体性のなかで、バランスの取れた保障のあり方とは何かについて考えたい。また日本における学齢期の外国人の子ども・若者たちの教育保障問題について再考する手掛かりを探る。

15:20-16:20
<発表2>
テーマ :
重層的な生きづらさを抱える若者の学びの機会保障に関する研究:カナダ・アルバータ州におけるTeen Motherのための高校の取り組み

報告者:岡部敦(清泉女学院大学人間学部心理コミュニケーション学科 准教授)
発表要旨:
2020年からはじまったCOVID19の世界的流行は、学校教育の現場にさまざまな影響をもたらせた。いじめの認知件数、不登校、自殺者数などの統計データは、学校閉鎖が終了して以降にいずれも増加の傾向を示しており、子ども・若者が抱える課題がより深刻化していることが明らかである。こうした中、10代を中心とする若年者の妊娠についても増加傾向にあることとが報告されている。若年者の妊娠は、経済的、情緒的な課題が複合的に影響した結果として生じる場合が多く、結果として学業を中断してしまうケースが目立つ。本発表では、カナダ・アルバータ州カルガリー市にある10代で妊娠出産した女子のみを受け入れるLouise Dean Schoolの取り組みに焦点を当て、重層的な生きづらさを抱える若者の学びの機会保障のあり方について検討することを目的とする。

16:20-16:30 閉会の挨拶 岡部 敦(清泉女学院大学)

◆参加費:会員・非会員とも無料 (北海道・東北地区部会所属でない方にもご参加いただけます)

◆参加申し込み:
以下のフォームに6月12日(月)までにお申し込みください。
https://forms.gle/yLj9k6ELCzFBhh4B8

◆お問合せ:
北海道キャリア教育研究会学習会担当 まで
hkdcareereducforum(at)gmail.com